それまでは、アカデミー賞受賞映画を主に ロバート・デニーロ、アル・パチーノ などの映画を好んで観ていたのだが、 昨年末からの私は、韓国の歴史ドラマに夢中になっている。 だから、横浜で暮らす知人からいただいた寒中見舞いの、 「今、韓国の歴史ドラマに凝っている」という 一文に、思わず頷き、解るその心!と心の中で言っていた。 それにしても熱中し始めた時期が同じとは! 韓国の歴史ドラマについては、それぞれ好みは異なるだろう。 私の現在の好みは、1600年から1800年の立身出世の物語。 実にためになる。そうであったか!そうだそうだ!と思ってしまう。 ああ!私ももっと早くこのドラマを観ていれば、参考にし栄華を極めることができたろうに! などと不謹慎な夢を見つつ、ついつい引き込まれてしまう。 主人公はだいたいインテリ。漢詩なども台詞に挿入されている。 景色も美しく情緒がある。 道徳的である。勇気を与えてくれる。 フランス映画のように皮肉っていない。 悪者は悪者で退治される。 「水戸黄門」がお年寄りに好まれるという。 勧善懲悪。思ったとおりに終わる。だから、観ていて疲れない。 世の中が混沌となり、悪が悪として始末されず、 善が抹殺され、道徳がぼやけ・・・。 吾が脳は、清清しくすっきりとしたものを欲している。 |