「テレビに登場するアナウンサーが自分より年下が多くなった時・・・
自分の年齢を感じる・・・」

        と伊丹十三さんのエッセイ集に書かれていた記憶がある。
         そのときの私は定年と称する年齢には遠い年齢だったので

        「そういうものなのか・・」
        ぐらいに思っていた。

         だが、今は実感している。
         テレビに出て来るアナウンサーたちのほとんどが
私より年下になったからである。

         さらに、テレビを制作支配している方々が、私よりずーっと若く、
        様々な点でかけ離れた方々である。
         ワガママ根性で観ると、「視聴者が楽しむより制作者・出演者が楽しんでいる」番組が多くなった。

         つまり、高齢者社会になった、と騒がれている割には、高齢者向けの番組が少ないのである。
         何故なのか。

         紅白歌合戦の視聴率が良くない、と言われるが、あの時間にテレビの前で
        年越しの余韻を楽しむ割合は高齢者が占めているのではないだろうか。

         という事で
        「高齢者の心を読み取って番組を制作」
        すれば視聴率も上がるような気がするのだが。

         幼児があふれる中で浪花節をうなるのと同じである。
         そこにいるのは誰なのか、を考えてみたらどうだろうか。

         以上は、日本の人口の割合を占める高齢者が増えた、
        という事をベースに言っているのであるので
         誤解なきよう。

         薬瓶に貼られた説明書。
        若かりしは頃は、難なくすらすらと読むことが出来た。理解できた。
          だが今は誰のために貼り付けてあるのかと思ってしまう。

         事故があった時「ほらここにしっかり書いてるでしょ」と保身するためなのか。
         仕方がない。
         すべて元気満々、働き盛りの人々が社支配しているのだからと、あきらめの境地である。
         しかし、何錠、何回くらいは大きく書いても良いだろうに。

         重ねて言うが、
        日本の人口の割合を占める高齢者が増えたのである。
          50年前の若者が多かった時とは状況が異なる、と、言いたいのである。



白芝犬  シーザー(本名は清虎号)

                       大宮区報作成ボランティア(見て歩いてふれあって)

              読売新聞埼玉版 「ほのぼの@タウン」さいたま市レポート集(2004年から2017年迄) 

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