電話が鳴った。受話器を取ると「モァシェ、モァシィェー ◎◎君いますゥかァェー」
という話し方をする人物からの電話である。
「モァシィェー、モァシィェー。◎◎君いますゥかぁェー」
という話し方の表現では理解できなかったかもしれないので記述し直すと、
「ぅぁしィェー、ぅぁしィェー。◎◎君いぃまぁァすゥかェぁゥェーー」
女性の場合。もしもしィぇー。とキンキン甲高いひしゃげた声の場合が多い。
いわゆる馬鹿声。なので顔髪型服装まで想像できる。
私は雑音に弱い。弱いというのは「誘惑」のほうではなく、「病気」になる、ということである。
どうにも文字では表現し難い発声。「ァモシィェ、モァシィェー。
◎◎君いますかぁァー」という、耳障りな、さらに幼稚かつ汚い話し方の人物からの電話は
3回目。一回目も2回目も、「どちらさまですか?電話番号を・・・」
と訊く間もなく、≪ガチャン≫と切れた。
そこで、つらつら想った。
「この、ぅぁしェーぅぁしぃェー ◎◎君いェまァすかあェー」
という言葉が通じる」家庭で育ったから、
「ぅぁしぃェーーモァシィェー。◎◎君いぇまぁすぇかぇぁェー」
が全国共通だと想っているのだな、と。
汚い喋り発声に私は怒った。
「一体全体どなた!」と。すると即座に≪ガチャン!≫。
「モォァシィェ、モォァシィぃェー。◎◎君いますかぁァー」という
伸びきったゴム、煮えすぎたラーメンのわりには、素早い。
≪ガチャン!≫と切る行動は、我が子とは親友ではないという証である。
我が家に電話を掛けてくる子どもの友人の皆さんは
「◎◎高校の◎◎部でお世話になりました◎◎ですが・・・」
アナウンサーのようにハキハキと美声で・・・。
その話し方には、若者なりに、親友の親に対する配慮が感じられる。
「モァシェーィ、うぁしィェー。◎◎君いェますゥかぁェー」
その後息切れでもしたかのように「ゼー」という発声の君は
未だに我が子から携帯電話の番号を知らされていないということ。
まさに、非友人であるということです!
「モァシェーィ、うぁしィェー」さん。知らない家に、何か魂胆のある電話を掛けるときは、
相手の話し方に違和感を感じたら「間違えました」と言って切りなさい。
「モァシェーィモァシェィー◎◎君いェまァすゥかぁェーうぁしィうぁしぃェー」
なんとも、文字では表現し難い話し方であることよ。
学校でも、話し方、発声の教育をしてくれたらと思ってしまう。
ただし、上記は執筆した平成15年ころの事である。
平成30年の時点では、発声、話し方、共に訓練したようで
俳優並みの演技発声をしてくる・・・
2008年春。部署の転勤や退職などで、これまでお世話になった方たちとのお別れがありました。
けれどページは「これまでにお招きした方1」「これまでにお招きした方々2」のページからご覧になれます。
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