山田とも子のつぶやき 山田とも子のつぶやき山田とも子のつぶやき 山田とも子のつぶやき
昼のニュースで若い女性が殺害された事件が放映された。
昨日は老人が殺害された事件で、一昨日は祖母を殺害したニュースが流れていたような気がする。
私が子どもだった頃、つまり昭和25年頃であるが、
一件の殺人事件について1年くらい放送していたような気がする。
何度も何度も繰り返し「●●殺人事件」について流していた。
そのため、ラジオや新聞の、「●●殺人事件」という言葉やタイトルを耳に目にするたびに
残忍な行為の背景にある不気味な暗い闇と人物の顔を想像したものだった。
殺人事件は恐ろしく大事だったのである。
当時、新聞は「貧しさゆえの犯罪」と報じていた。
私はそのたびに、「そうか!豊かな時代が来れば殺人事件はゼロになるのだ」と思っていた。
現在、日本は戦後のあの頃より、恐ろしいほど豊かになった。
しかし、事件はあの頃より多い。
多すぎて気に留めるまもなく、毎日のように誰かが殺されている。
もしもあの頃「貧しさゆえの犯罪」と報じていた評論家が存命だったら、
今度はどのような理論を述べるのであろうか。
さて?さて(^^♪さて♬
「さいたま模様」の編集者山田とも子が
折々のことを書いています。懲りずに訪れてください
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