マッチ・ポンプという和製語をご存知でしょうか。

「マッチで火を付け炎上させた炎を、自分で消火する」こと.

つまり、意図的に問題を起こし、そのあと、自分でもみ消す行為である。
目的はというと・・・皆さんご推理のように「不当な利益を得るため」。

その言葉が生まれた舞台は・・・1966年の政界。
不正事件を起こし、新聞や週刊誌をにぎわした中年男性がいた。
その男性にマッチ・ポンプの呼び名がつけられたのだ。
当時の私はノンポリ学生であったので、
彼が起こした事件の詳細は記憶の彼方である。

けれど時折思い出したように「マッチ・ポンプ」という和製語を使うことがある。
解りやすいから使うのだ。

「自分で火を点け炎上させ・・・・自分で消火器で消す。

このような極微小型版「マッチ・ポンプ」の行動をとる人が、身辺に存在するからである。

それは・・・1966年のように金銭にかかわるというような大事件ではない。
「快感」「満足を満たす」「孤独感を払拭する」「力不足を補う」ため、といえばいいのだろうか。

「耳打ち、耳談合が好き」「話を曲げて伝える」
皆さんが揉めて喧嘩になった頃おもむろに登場し火消し役となる・・等など・・・



「八方美人」「一見良い人」「一見善人」に見える「マッチ・ポンプ」。
だから・・・周囲がついつい心を許してしまう「マッチ・ポンプ」.
困った困った困ったものなのです。

もしかすると「マッチ・ポンプ」は忘れっぽい性格・・・
自分の言ったこと犯したことを忘れてしまう・・・
すでに痴呆が始まっているのか・・




令和3年4月の終わり
 



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